いきなりその場で考えろ。
こうやって思考力や判断力は試される。
そういわれてもどうすりゃいいの?
たとえば今年の理科の問題。
電気分解装置にうすい塩化ナトリウム水溶液を満たし、電源装置につないで電圧をかけたとき陰極と陽極に出てくる物質の組み合わせを選べ。
2020理科問6エ
知らんがな、である。
もちろん NaCl → Na+ + Cl- くらいは分かるけど、その先が続かない。
でも、よく読んでみると
電気分解したときに(中略)出てくる物質は、(中略)イオンの種類によって決まる。
実験1~実験3の結果から(中略)選べ。
同上
なんと!
この2つの条件を丁寧に拾っておけば、答えが導かれるようになっているではないか。
ちなみに、出版社の解説は文末が「~と考えられる」4連発でした。
そう、ヒントがちりばめられていたのだ。
分からなかったのは、そのヒントを読み取らなかったせいなのだ。
だから
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ていねいに読め。
そして、
読み落とさないよう手も使え。
これが思考力・判断力を問う問題に対応するための第一歩と考えていいでしょう。
では、ていねいに読んで、ヒントに気づくためにはどうすれば⁉
たぶん続く