合否の行方2

前回の表をもう一度

内申学力検査合否
Aくん112433
Bくん133430
Cさん132451
Dさん121426
Eくん126438
Fさん129465×
Gくん123449×
Hさん110456

8名中、学力検査の得点第1位のFさんが不合格で、そのFさんより学力検査も内申も劣るDさんは合格。

もちろんこれは入試の合否が学力検査と内申だけでは決まらないからだ。

判断材料となるのは「面接」。

さらに学力向上進学重点校およびそのエントリー校は「特色検査」が課される。

この「面接」と「特色検査」、翠嵐ならば、内申点と同じ重さを持つ。

公立高校の入試システム 比率

内申学力検査面接特色検査
横浜翠嵐2622
川和・平沼4421
多摩・横浜サイエンスF3522
新城442

面接と特色検査を加えて、表を作り直すと…。

内申学力検査面接特色検査合否
Aくん1124339275
Bくん1334309259
Cさん1324519247
Dさん1214269270
Eくん1264389257
Fさん1294659235×
Gくん1234499446×
Hさん1104569253

翠嵐の場合、面接はほぼ92点で一定だから、合否にほぼ影響はない。

だとするとFさんやGくんは特色検査の不出来だけで、Dさんに対し保っていた内申と学力検査のリードを使い果たし、逆転を許したということになる。

恐るべし、特色検査。

それでもGくんとHさんの結果には納得がいかないかもしれない。内申・学力検査・面接・特色検査、この4つを先ほどの比率で得点化すると

Gくん 1001.0
Hさん 1000.2

Gくんの方が上だからだ。なのに不合格。

なぜ?

つづく

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