前回の記事を掘り下げます。
まずは数学の問題をどうぞ。
問 p, q を異なる素数とする。ただし、p<qとする。A=p+q, B=pqとおき、AB=420のときpとqを求めよ。
これは求めるのが素数ということなので420を素因数分解して、あとはそこで出てきた数字を地道にpとqに当てはめるしかありません。なにかエレガントな目から鱗が落ちるような感動する方法などありません。
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数学というと、こうすればいいといううまい解法が必ずあるんだと思い込んでいる人はいませんか? そういう人は容易に「考えたんだけどわからないからやめた」になっていきます。そして、結局手をつけないままで放置します。
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逆に得意な人は「わからないけど、何とかなるだろう」といろいろと試していきながら、解答にたどり着いたりします。いわば行動の人なのです。
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国語の記述問題にしても同じです。「わからないから書かない」ではなく、「書いているうちにわかる」ようになったりするものです。
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およそ勉強嫌いといわれる人は、ああだこうだと理屈をこねて、勉強しない理由を並べたてます。そして、勉強する意味が「わからない」といって手をつけようとしません。(このとき物わかりよく勉強する意味にお付き合いしても無駄です。勉強しない自分を正当化する理由なんていくらでも出てきますから。)
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反対に勉強をしている人は、勉強する意味がわかってからやっているのでしょうか。そうではないでしょう。勉強する意味なんて分からないけど、とりあえずやってみた、そうすると気分がよかった、そんなところではないでしょうか。
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やっているうちに勉強する意味なんて分かってくるのさ、くらいに考えてまずは行動への第一歩を踏み出しましょう。
「迷わず行けよ。行けばわかるさ。」
by アントニオ猪木
まとめ
勉強嫌い=理屈派
勉強好き=行動派
勉強嫌い=理屈派
勉強好き=行動派
問題の答え p=5、q=7