ちょっと昔話を。
以下は、ある年の中3駿台6月模試の結果である。
※数値は偏差値
英語 | 数学 | 国語 | 3教科 |
56.5 | 59.9 | 48.9 | 57.2 |
54.4 | 54.4 | 45.6 | 52.7 |
58.1 | 51.6 | 42.3 | 52.2 |
60.7 | 40.6 | 48.9 | 50.5 |
53.4 | 43.3 | 51.4 | 49.0 |
50.3 | 54.4 | 38.2 | 48.5 |
52.3 | 40.6 | 52.2 | 47.6 |
53.9 | 35.0 | 58.0 | 47.6 |
この生徒たちの進路先はどこだったのだろうか?
・
分かる人が見れば
・
早慶附属には1人届けばいいかな~
・
ではないだろうか?
・
私も、この成績を突きつけられて
・
早慶附属お願いしますと言われたら
・
本気ですかと
・
答えると思う。
・
・
これはしかし、架空の話ではなく
・
実際、この生徒たちは中3から担当する羽目にことになった。
・
・
・
本気だというなら
・
それに見合った努力をしてもらうまで。
・
・
・
このクラスに
・
分かりやすい楽しい授業などなかった。
・
・
早慶入りたいんだろ?
・
何この点数は?
・
それで勉強しましただと?
・
は?
・
そんなの努力したうちに入らないよ。
・
・
・
泣こうがわめこうが
・
知ったこっちゃない。
・
教室に入るときは
・
毎回自身に気合を入れていた。
・
心を鬼に
・
徹底的に鍛え上げた。
今ならもう少し違うアプローチも考えるけどね。要は、自分で走りだせばいいので。
・
・
生徒の中には夢にまで出てきたという者もいたが、
・
こっちだって生徒が夢に出てきて、殴って怒鳴ってた。
・
今思えば
・
あまりにも濃すぎる1年だった。
・
・
・
・
あ、
・
結果ですか?
・
・
・
・
・
・
全員が
・
・
慶應女子(2人とも偏差値50もないじゃないか!)、早大学院、早大本庄のいずれかに進学した。
※コロナ前夜、彼らと吞む機会があった。自分でものを考えられる素敵な社会人になっていた。誘ってくれてありがとう。楽しいひと時だった。