次のグラフは浅野高校の現役合格実績である。
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浅野高校といえば、神奈川私立御三家の一角である。
「栄光・聖光・浅野」ですね。
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東大、京大、一橋、東工大をはじめ旧帝大など難関国立大は四分の一を超える凄まじさ。
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下限をみると、GMARCH+理科大が5%であり、
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日東駒専にいたっては0%なのである。
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最低でもMARCH、ということなのだろう。
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しかし、である。
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日東駒専の受験者はいないのか、となると話は違う。
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ここでは、日東駒専の中の「日大」に絞って話を進めてみようと思う。
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現役進学者が0人であっても、受験者はいる。
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現浪あわせてだが、令和4年度だと
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志願者数は延べ人数で68名いた。
日大が発表しているデータに基づく。
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結構いるんですね。
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で、そのうちの合格者は何名か?
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さてさて
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予想してみましたか?
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神奈川御三家ですよ。
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あの、浅野ですよ。
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68名志願者数中、
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合格者は
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60は楽々超える?
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いやいや、そんなもんじゃ、ございません。
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言いますよ。
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いいですか、心の準備は。
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半分も受かってません。
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今年だけではありません。
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去年も、その前も、
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半数以下の合格者しか出てません。
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令和4年度は68名中合格者は25名に過ぎないのです。
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最低でもMARCH、の裏側には、こんな事実も隠れているのです。
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公立の上位校の1つである川和高校も日大側からの発表があります。
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川和高校、日東駒専の進学者の割合はわずか1%なのですが、
こちらも最低でもMARCHの匂いが漂う進学校だ。難関国公立などでは浅野高校には及ばないが。
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令和4年度は、現浪あわせて79人の志願者。
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しかし、合格者は56名であり、
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先ほどの浅野高校とはかなり違って良いんですね。
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なんでだろう???
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分かりますか?
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おそらく答えは英語。
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高校入試はもとより大学入試も「英語」ができなければ話になりませんが、
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公立の川和高校は、高校受験があるから、極端な英語弱者はいないでしょう。
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一方、中高一貫の浅野は、高校受験がなく、
入試に英語はない。
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英語はやる子はやるだろうけど、そうでない子は目もあてられない状態なのではないでしょうか。
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極端な英語弱者は、大学入試でも浮上しないということなのです。
英語ができて初めて受験の土俵に上がれるのです。
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そんなことをふと思った9月11日の未明なのでした。
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みんな、英語、頑張るぞ~
決して、英検頑張るぞ~、なのではない。