英語の教科書、
とくに中1の始めが文法的に相当キツイということは今までにも言ってきた。
これまでは
たとえば、be動詞を使った英文を最初は勉強し、
これをしばらく勉強して、
慣れたところで、一般動詞に入っていった。
そんな配慮があったのだが、新しい教科書では
いきなり、be動詞の文も、一般動詞の文も、
さらには助動詞canもほぼ同時に登場するので、
その違いが分かってない子は、ここで脱落する危険性をはらんでいる。
だが、それだけではない。
学習する単語の数も以前とは全く違うのだ。
中学校で習得すべき単語数
・1980年代:900〜1,050語
・1990年代:1,000語
・2000年代:900語
・2010年代:1,200語
・2020年代:1,600〜1,800語
2000年代がゆとり世代と言われていたが、
今の中学生はその倍は覚えないといけないのだ。
いや、倍どころではない。
なぜか?
それは小学校の英語「教科化」によって、
小学生のうちに
700語は習得済み
という前提になっているからだ。
小学校で習得すべき単語数
・1980年代:なし
・1990年代:なし
・2000年代:なし
・2010年代:なし
・2020年代:600〜700語
だから、中学修了時点で
2,300~2,500語
これだけの英単語を覚えないといけないのだが、
問題は中学入学時には700語は覚えているはずだという前提。
実際には「いや、覚えてないんだけど」という子がほとんどであり、
これで、文法のみならず、単語でも大苦戦というわけなのだ。
歩実塾では、そうならないよう、文法は小学生にはきっちり教えてきた。
というか、慣れてくると自分で学んでいくのだが。
一方で、こういう単語問題もあるので、
しっかりと書きも含めて、
習得させていかないといけないかな。
勝手に単語帳を買って、取り組んでいる小学生もいるけどね。
そのとき、
ただひたすら覚えろ!
は芸がないので、
覚えやすいようにグループ分けして、
たとえば、cool, pool, tool, fool, shampoo, kangarooみたいに。そうすると自然とbambooなんかも分かるというもの。
綴りと発音の関係も意識させながら覚えてもらおうと思う。
英語強者は受験強者!
その強者になるべく、小学生のうちから歩実塾で英語を学ぼう!