保護者向けの教育本というのは、
中学受験のほうではいろいろと出ており、
それをもとに勉強されている保護者の方も多いと思う。
目の前の子どもを見ずに本の内容を過信するのは危険だが。
だが、高校受験に関して、
親が子どもにどう接するべきかという本はあまりなかった。
そんな状況の中、先日次の本が出版された。
成績が上位5%、模試の偏差値なら65以上の中学生の親が
どういう学習サポートを行っていたか、
140名ものアンケートをもとに明らかにし、
アドバイスを書いた本である。
学年別に子どもへの接し方、サポートはどうするか、
日常の場面ごとのサポートはどうなのか、
例えばスマホの取り扱いや反抗期に際してどう対処するのかなど
学校や塾とのかかわり方はどうすべきかなど
取り上げられている項目は多岐にわたる。
もちろん、すべてを鵜呑みにすることはないが、
例えば、漢検ってそんなに重要かと思ったし、小学生のときにやっておくべきことはほかにもあるのではと気になった。
学ぶことは多い。
一人の筆者の独断ではなく、
多くのアンケートをもとに書かれているので、
信憑性も高いものとなっている。
なお、アンケートは本書のからダウンロードできるようになっており、
帯にあるように「ママ友には聞きにくい学習サポートの実態」が全面公開されている。
中学生の保護者のみならず、小学生高学年の保護者にもぜひお勧めしたい。
今ならラゾーナ丸善に平積みされています。