今年のプロ野球は阪神タイガースの38年ぶりの優勝で幕を閉じた。
話題になったのは「アレ」という言葉。
今年の流行語大賞にもノミネートされている。
「アレ」という言葉は「優勝」を過剰に意識させないためのものだというが、
岡田監督の放った言葉の中には「アレ」以外にもハッとさせられる言葉があった。
その一つが
「普通にやるだけ」
保護者の方とのLINEのやり取りの中で知ったのですが。
コレである。
ビッグプレー、ファインプレー、
あればいいけど、なくてもいい。
当たり前のことを当たり前にやっていれば、いい結果がついてくる。
送りバントをやる場面では、しっかり送る。
余計なところでフォアボールを出さない。
優勝が近づいても、浮足立つことなく、当たり前を遂行させるための言葉、
それが
「普通にやるだけ」
なのである。
これは、勉強にも当てはまる。
普段から、
内容を理解し、
暗記し、
その確認を問題演習にて行う。
間違えていれば、理解面や暗記面に甘さがないかチェックし、
修正し、また問題を解き直す。
こういった当たり前のことを「普通に」こなしていくこと。
これが実力向上の王道だ。
なのに世にビッグプレーを求める向きのなんと多いことか。
例えば…
勉強の仕方が分からない、という相談。
勉強の仕方ならいくらでも教えてあげる。
しかし、それは上に書いたようないたって普通のやり方だ。
なのに、相談者はそれを嫌う。
実行しようとはしない。
彼らが求めているのは、実は、
簡単に成果の出る勉強法
だからだ。
そんな、ビッグプレーにも似たような勉強法なんてあるわけないんだ。
普通のことすらできないのに、なぜビッグプレー、ファインプレーを求める?
足元見つめましょう。
普通にコツコツ勉強しましょう。
その結果、
知らず知らずのうちに圧倒的な高みに到達しているものなのです。