勉強より大切なことはあるだろう。
だが、それを例えば家の中で安易に口にするとどうなるか?
子どもはそれを信じます。
これまた都合のいいように、です。
そして、
さあ、受験だ、内申だ、
定期試験頑張ろう、受験勉強頑張ろう!
と保護者が学歴や成績を気にし出すと、子どもはそれを察知し、
そのダブルスタンダード、本音と建前にうんざりし、不信感しか持たなくなります。
それでは、成績も学力もへったくれもない。
勉強によって、自己実現を図らせたいのなら、
ドストレートに、
勉強大事! 学力大事! 学歴大事!
とその素晴らしさを言いましょう。
それも小さいうちから。
勉強だけできたって、
みたいな物言いはありますが、
それでも「勉強しなくていい」というわけではないですから、
勉強「も」やれ!
でいいのです。
※これを書きながら年末に会った教え子の話を思い出した。その子は某付属校に入ったのだが、親から言われたのは「付属校に入ったら、勉強しなくていい」ということだったという。実際はそんなはずはなく、試験前には勉強しろと言ってくる。そのたびに「話が違う」と嫌気がさしていたという。そこから家庭は…(以下略)。