高校の大学合格実績は、
いろんなところで目に触れる機会があるけれど
この合格実績が案外曲者で、
例えば、
実際にはA君が早稲田大学の7学部に合格し、
Bさんが同じく早稲田の3学部に合格していれば
実際には2名しか受かってないのに、
10名の合格者がいるかのような錯覚に陥ってしまう。
だから○○大学なんて簡単だよねという勘違いも生まれる。
だから、合格実績ではなくて
どこに「現役」で「進学」しているのか、のほうが
よりその高校の実情を反映していることになるだろうし、
大学入試の難しさもリアルに把握できるだろう。
ということで、今回、神奈川公立高校のツートップである
横浜翠嵐と湘南高校、
現役での進学先はどうなっているか、
円グラフでまとめてみた。
データは「サンデー毎日7月21,28日合併号」から拾った。
横浜翠嵐については、
昨年は未集計または未回答の高校ということで、掲載がなかったので、2年前との比較、
湘南については昨年の実績も載せて紹介する。
横浜翠嵐
2年前と比べると、早慶上智、GMARCH理科大など、難関私立大学への進学の割合が増えている。
なお、グラフの説明だが、
難関国立は
東大・京大・北海道大・東北大・名古屋大・大阪大・九州大・東工大・一橋大・神戸大の計10校。
GMARCH+理科大は
学習院大・明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大と東京理科大。
日東駒専は
日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学となる。
上のグラフで注意すべきは緑色の「その他」。
ここには「国公立大学」「早慶上智・GMARCH理科大・日東駒専」以外の大学に進学した生徒もいれば、
浪人になった生徒もいるのだが、
翠嵐高校や湘南高校であれば、そのほとんどが浪人と考えてよい。
湘南
湘南は昨年に比べ、難関国立がやや増え、早慶上智など難関次第がやや減った形になっている。
翠嵐と湘南の大きな違いは「その他」≒「浪人」。
この点は校風の違いによるのだろう。
なお、昨年のものについては➡こちら