昨日の英文分析の解説

この夏から中2,3向けに始めた英文分析、

9月も引き続き、塾のない水曜日の課題として出題している。

昨日は、5つ出題したうち、最初の2問でやられた子が多かったので、ここで解説しておく。

主語は何か?

それは最初に出てきた名詞である。

その名詞に、原則「~は、が」とつけるのである。

「~に、を」とつけてはならない。

次に動詞。

今回は感情を表す動詞。

これは英語では基本「~させる」となる場合が多い。

たとえば

surpriseは「驚く」ではなく「驚かせる」。

The news surprised him.
その知らせは彼を驚かせた。

のように使う。

では、「驚く」は何というのか。

「驚く」というのは厳密には、何かに「驚かされた」ということなので、受動態で表現する。

He was surprised at the news.
彼はその知らせに驚いた。

となるのである。

surprise以外にも感情を表す動詞は似た使い方をするので、この際覚えておこう。

interest 興味を持たせる
please 喜ばせる
satisfy 満足させる
disappoint  がっかりさせる
frighten 怖がらせる

以上で、昨日の英文の謎は解けたかな?

固定観念に引きずられないように!

出だしはin front of という前置詞である。

前置詞は名詞とセットで、形容詞句か副詞句になるのは知っている通り。

今回は文頭の前置詞なので、副詞句となる。

形容詞句なら、前の名詞を修飾することになるが、先頭なので、前に名詞がないのだから、必然的に副詞句。

なお、今回に限らず、SVよりも前にある要素は、基本副詞である。

で、副詞のカッコでくくると、次に来るのは動詞。

まれに動詞の後に主語が来る場合もあるが( there is の文がそれ)、

今回は、後ろは前置詞+名詞のカタマリが来て、文はそれで終わる。

修飾語句を除けば、この文は、動詞しか残らないのである。

主語がなく、動詞で始まる文をなんというか?

これを命令文というのである。

だからあの訳になるのだ。

分かったかな?

また来週もバチバチに頭を使って、雰囲気で訳すことから脱しましょう!

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