9・18の英文の解説 【中2,3向け】

①The bookで始まります。最初に出てくる名詞が主語になりますから、これがSです。

つぎに、whichとありそのあと、SVと続きますが、これは主格の関係代名詞でしょうか、それとも目的格の関係だ名詞でしょうか。

例えば、the book which I read yesterdayとあれば、whichは関係代名詞で、先行詞であるthe bookを代入し、しかるべき位置に戻せば、元々、

the book + I read the book yesterday

だったということが分かります。

the bookは後ろの文ではreadの目的語なので、whichは目的格です。

さて、今回の場合、先行詞を関係代名詞の代入して、もとの文を復元するとどうなるか、考えてください。

the book + she said (that) the book was easy

とできたでしょうか?

とすると、このthe bookは後半の文ではthat節の中の主語となっています。

ですから、このwhichは主格なのです。

訳は「その本←彼女がその本は簡単だと言った」から考えましょう。

それさえ分かればあとは説明はいらないかと思います。

②He foundとSVからのスタート。普通なら、「何を」見つけたの?と目的語を予想しますが、

直後に来るのは in the bookです。

前置詞句は副詞句か形容詞句のどちらかですので、これは目的語ではなく、

さらに前に名詞はないので、副詞句だと分かります。

the bookという名詞のあとはhe was reading とまたSVが続きます。

名詞+SV

これは普通、関係代名詞目的格の省略と考えて、SVは前の名詞にかけて訳します。

そのあとにようやく、a pictureと来ますが、この名詞の役割は何でしょう?

それが、foundの目的語なのです。

要するに、「彼は写真を見つけた(第3文型)」、これがこの文の骨格です。

続いてof a person とまた前置詞句ですが、これは前の名詞に係る形容詞句。

さらに再び

名詞+SV

の形になり、関係代名詞の省略と分かり、後ろのhe knew wellは前のpersonにかけていきます。

③andが何を結んでいるのか?

andの後ろに注目し、これが原形であると考え、

comeとhaveをつないでいると考えられれば、おしまい。

なお、have が had であれば、and は told と had をつないでいることになり、

「彼女は私に中に入るように言って、コーヒー1杯を飲んだ」と訳も変わってくることに注意です。

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