公立上位コースは毎週火・金で数学の小テストを実施している。
中3は入試を意識した問題がベースになっており、合格点は7割である。
そんな中、昨日は
全員不正解
という問題があった。
どれほどの難問だろうと、
解く過程を見せながら解説をしたが、
なんのこっちゃない、
①有理化
②公式を利用した式の計算
③分配法則による地道な計算
この3つを経るめんどくささがあるだけで、難問でも何でもないことが判明。
ふだん数学の「す」の字もふれてないのがあっさり解けるんだからね。
で、入試ではこういうのを落とすと厳しいものになる。
こういうの、とは「フツーにとれる問題」のことである。
難関校、上位校であれば、「難問をバリバリ解く」というイメージを持っているかもしれないが、さにあらず。
とれる問題を落とさないこと
こちらのほうがよほど大事だ。
特に公立高校入試においては難問などそんなにあるわけではない。
それが取れなくても、基本~標準問題を取り切れば、どこでも受かる。
基礎を徹底しなさいとはよく言われることだが、一つはそういうことだったりもする。
昨日の結果は、その意味で軽くとらえてはいけない。