中学の英語の教科書が大改訂されたのが2021年4月。
学習していく文法項目が系統だってないように見え、これが混乱の原因の一つとなったが、
もう一つ挙げられるのが、単語量だった。
それまで小学校中学校あわせて1200語ほどを学ぶ内容から、
2200~2500語を学習するものへと様変わりしたのである。
最大これまでの2倍以上にも膨れ上がったものになった。
この教科書を使って学習した生徒が初めて受けた高校入試、
それが2024年の入試、つまり昨年の入試だった。
単語量大幅増を受けて、これまで注付きの単語に注がつかなくなるのではという予想が立てられもしたが、
果たして結果はその通りになったのだった。
これまでは高校で出てくるような単語が、注釈なくいきなり登場したりしたのである。
県の10点刻みの分布図では20点台の生徒がいちばん多いという結果に。ちなみに塾生の平均は93.3点だった。
だが、これを見て、単語帳に手を出したりするのはどうだろうか?
難しい単語が注なしで、
といっても教科書を調べてみると、すべてそこに出ている単語なのである。
新たなものに手を出す必要はない。
教科書の後ろの単語リストを見て、サッと日本語にできるか、チェックしてもらいたい。
もちろん、太字の単語だけでなく、全ての単語が対象だが。