先回りの弊害

先回りの弊害としては、昨日出ていたこの記事→コチラ

ここに書かれてあるのは考える力を奪うというもの。

さらに付け加えるなら、

先回りというのは、その子にとってのお膳立てともいえる。

身の回りのこと、不都合なこと、全部取り除いてあげる。

それが当たり前になれば、なんでも自分のためにしてくれて当たり前、

自分がした失敗も人のせい。

責任のなすりつけをしても、てんで恥じることはない。

だって、自分のために周りがやってくれるのが当然だから!

なぜ、失敗しないようにやってくれないんだとものたまう。

これにてふざけたお子「様」が誕生する。

自分に合わせるのが当たり前だから、

相手に合わせようとすることはない。

先回りは、考える力だけでなく、想像力も奪うのかもしれない。

さて、入試は、自分が入試に合わせるもの。

入試は子どもの都合に合わせて作られるオーダーメイドではない。

だからこそ努力が必要だが、その努力はしなくてもなんとかなると思い込む。

だが、それは周りにだれも助けてくれるものなどいない入試という場で見事に撃沈する。

さらに社会に出ようとするときにうまくいくはずもなく、

お前の育て方が悪かったんだ!!!

と怒鳴り散らす日も近い。

引きこもりはこうやって誕生する。

それでよければ、先回り、お膳立て、何でもやってあげればよろし。

子供は居心地サイコー、天国だろう。

親がいるまでは。

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