神奈川県公立入試 英語 親世代と今、どれだけ違うの?

神奈川県公立入試のリアル

「英語くらい、ちゃんと取れないの?」

そんな言葉をお子さんにかけたくなるとき、ありませんか?

でも、今の中学生が受けている入試は、保護者の皆様が受けたころとはまるで別物なんです。


📖 今と昔で何が違う? ― 語数に注目!

たとえば読解問題の語数はじめ、いろいろと比較してみると…

年度読解問題の語数リスニング語数総語数
1992年度576語0語787語
2024年度2,114語1,149語3,639語

🟦 読解問題の語数だけで約3.7倍
🟧 入試全体の語数では、約4.6倍にもなっています!


📚 教科書の変化ともリンクしている

このような変化は、中学校の教科書内容の変化と連動しています。

文部科学省の学習指導要領の改訂により、

  • 学習する英単語数は、30年前の約1,000語から → 2,500語以上に増加
  • 長文の文章量も、日常会話中心から → 説明文や物語文中心の長文化傾向

学校で習う内容が増え、読む英文の量・質ともにレベルアップしているため、入試の難化はある意味、当然の流れとも言えるのです。


🤔 なぜこんなに増えたの?

現代の英語入試では、単に単語や文法の知識を問うのではなく、

  • 長い文章を正確に読み取る力
  • 音声情報(リスニング)を聞き取って理解する力
  • 文脈をつかんで意味をとらえる力

など、より実践的な英語運用力が求められています。


🎓 英語は「できて当然」な時代

それでも、上位校を目指す生徒にとっては、

「英語ができてようやく土俵に立てる」
「英語が苦手では受験が戦えない」

という現実は、今も昔も変わっていません。高校入試のみならず、大学入試も。


🏃‍♂️ では、どんな対策が必要か?

今の入試に対応するためには、以下のようなトレーニングが効果的です:

✅ 読解スピードを鍛える練習
✅ リスニングへの日常的な慣れ
✅ 単語・文法の定着
日々の音読によるリズム感の習得と理解力アップ

音読は「頭」で理解したことを「目・耳・口」を同時に使うことで、自然と英語が「わかる」感覚を養います。日々の音読提出はだからこそ意識的に行いたいですね。


🧑‍🏫 最後に

今の中学生が取り組んでいる英語は、親世代が経験してきたものとは違うレベルの努力を要する内容です。

「昔は簡単だったのに」ではなく、「今はこんなにも変わっているんだ」と知っていただけるだけでも、わが子への理解が深まるのではないでしょうか。

歩実塾では、変化する入試にしっかり対応しながら、同時に根本となる部分はブレずに指導を行っております。

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