こんにちは、歩実塾です。
今回は、慶應義塾高校の英語 第1問の分析をお届けします。
この問題、慶應義塾高校の紹介文をベースにした長文で、内容自体はそこまで難しくありません。
でも、実際に問われているのは「ちゃんと文法を理解してるか?」という超・基本力チェックです。
どんな問題だったの?
長文の中に空欄が10か所あって、選択肢から文法的・語法的に正しいものを選ぶタイプ。
内容が慶應の学校紹介なので読みやすいですが、落とし穴は「なんとなく読めてしまう」ところ。
でも、解くのに必要なのはこんな知識👇
各問題で問われたポイント
- 前置詞の違い、ちゃんとわかる?
→ なんとなくの語感で選んでない? - 比較級と最上級の違いって説明できる?
→ 比較級って何を比べるんだっけ? 最上級は? - 間接感嘆文、語順気にしてる?
→ how / so / too / as が見えたら、文の語順をチェック! ああ、あれだと言えればOK! - 仮定法ってどう見抜くの?
→主節に何があったら、仮定法を疑うの? - locate って使い方わかってる?
→ 今回、これで迷った人多かったかも。 - 関係代名詞 who の格を見抜け!
→ 主格?目的格? その前に、文構造ちゃんと見てる? - 前置詞 の語法、お分かり?
→ 具体例をあげる時は何を使うんだっけ? - and / but / or のような等位接続詞のルール
→ 並列するもの、ちゃんと対応とれてる? - 現在完了+副詞のセット覚えてる?
→ “yet” “already” “just” って、どう使い分けるんだっけ? - 動名詞の超定番表現、言える?
→ 基本過ぎて笑ってしまった。
難しかった? いや、むしろ「落としちゃダメ」な問題
全体的に、いわゆる「ひっかけ」や「珍問」はなく、「ふだんの勉強をちゃんとしているか?」を問われているものばかりでした。
英文全体としても単語レベルも易しく、強いて言えば、ちょっと難しめの語として “interaction”があったくらいかという程度。
問題自体は文法問題集1冊しっかりやっていれば取れる内容です。
英検対策だけじゃ足りない!
英検だけで英語力を測っていると、こういう文法力チェックに弱くなります。
なぜなら、英検ではこういう文法・語法問題はあまり出ないからです。
慶應のような難関校を目指すなら、やっぱり文法の基礎は避けて通れない!
「意味はなんとなくわかるけど選べない…」では太刀打ちできません。
まとめ
慶應の英語は、読む力も必要だけど、それ以上に文法・語法を正しく理解してるかがカギ。
今回の問題も、8〜10問正解できる内容でした。
1~2問ミスで踏みとどまれたらOK。
それ以上ミスが出た人は、「わかってるつもり」の文法を見直すチャンスです。