2025 慶應義塾高校 英語 大問3

形式は定番。知識と文法を掛け合わせて、落とさず取り切りたい!

こんにちは、歩実塾です。
今回は、2025年度 慶應義塾高校 英語入試の第3問について解説します。

この問題は、長文の中に空所が10か所あり、そこに指定された文字(頭文字や語尾)から始まる1語を補うという形式です。
塾高ではこの長文中に単語を入れるスタイルが長らく続いており、定番の出題パターンと言っていいでしょう。

文法・語法の理解が問われるのはもちろんのこと、文脈を正しく読み取る読解力も必要になります。
今年の文章は「日系人」についての紹介文であり、背景知識がある受験生にとってはかなり読みやすかったはずです。


各設問の講評

1. imagine O ~ing の形。
文法問題でimagineの補語の形を問うと結構できないものだが、今回はOに入る単語を聞いてきた。命令文でもあるし、すぐに分かるだろう。

2. 一行上に the first-generation とある。
サービス問題か?

3. SVの組が2つ以上あるときは、疑問詞・接続詞・関係詞が必要というのは当然の知識。
接続詞だろうとはすぐに分かる。で、正解となる単語は、現在完了で使ってなければこういう意味だと塾でも教えられているはずだ。

4. 前の文とのつながりを考えれば、これしかないと即答できるレベル。
飛ばし読みしていると、これは無理。

5. この問題を含む一文がやや難しい。
ブラジルに日系人がいちばん多いのがヒント。なお、この一文で出てくる followed は分詞構文。このfollowという単語が文脈決定のカギを握ることもあるので、使い方には習熟しておきたい。

6. 数字を見れば、日本にいる日系人は3番目に多いと分かるはず。
「比較」の勉強で「アマゾン川は世界で2番目に長い川だ」くらいは学んでいるはず。それを考えれば容易といわざるを得ない。

7. 後ろが動詞の原形なので助動詞の出番。
時制の一致だけ気を付けて確実に解答したい。

8. 問題直後の discrimination が分かれば、これだろうな、という見当はつくが、実際に答えれた受験生は少なかったかもしれない。

9. 即答。間違えている場合ではない。

10. want からの文型をきちんとたどれたか?
ややひねってあるが、歩実塾の新中3向け3月教材でも同様の問題を扱っていた。


総評

単語レベルは前の大問2題よりも上がっているが、それでもなお解答しやすい問題が多かった。10問のうち7問くらいは取っておきたいところだろうか。

構文理解・文脈判断・語彙力の3つをバランスよく使えるかどうかが問われた良問でした。


そして残すは大問4のみ! 大問1~3までを20分~25分くらいで通過したいところだ。

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