勉強がつらいのは、量が足りないからだ(前編)

「勉強がしんどい」
「集中できない」
「頑張ってるのに成果が出ない」

そう感じる子は多い。
でも、それって本当に「やり方の問題」なのだろうか。

「効率が悪いから?」
「向いていないから?」
「教材が合ってないから?」

……違う。
そもそも、やる量が足りていないだけのことが、ほとんどだ。


やらなさすぎるから、苦しい

勉強というのは、ある“量”を超えたあたりから、
むしろラクになってくる。

  • 手が自然に動く
  • 基本が頭に入っているから、考える余裕ができる
  • 自信がつくから、不安が減る

だけど、そうした“転換点”に達する前に、
「しんどい」と感じてしまうのは、
そこに至るだけの“絶対量”が足りていないからだ。

部活を始めたての頃、
走るのがつらくて、筋トレがきつかったように、
勉強にも“慣れるまでの時間”がある。

その前にやめてしまえば、
いつまでも苦しいまま。


「量をこなせば、すべて解決する」とは言わないが

もちろん、量をこなすだけで成績が上がるほど単純じゃない。

だが、質を語る前に、
まずは量をこなさなければ話にならないのも事実だ。

  • 数学ができない? 10問解いた? 100問は?
  • 英語が読めない? 何本読んだ? 何回音読した?
  • 歴史が苦手? 流れを何周インプットした?

どれも、「やったつもり」で止まっているのに、
「伸びない」と嘆いているだけかもしれない。


まずは“疲れるくらい”やってみろ

疲れた経験がある子だけが分かる。
勉強も、やり切った先にしか見えない景色がある。

1日3時間でもいい。
休みの日に5時間でもいい。

とにかく“本気で集中した時間”を積み重ねてみよう。

それで初めて、
「あれ、自分ってけっこうやれるかも」
と感じられる瞬間がくる。

それが、変化の始まりだ。


📌次回予告:
量の現実──上位層はどれだけやっているのか
驚くかもしれない。悔しいと思うかもしれない。
でも、そこにヒントがある。

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