勉強に魔法なんてありません。
あるとすれば、次の4つだけです。
1.理解する・暗記する
まずは基本。解説を聞き、テキストを読み、わかるようにする。覚えるべきものはしっかり覚える。
2.自己試験をする
ノートを閉じて、自分で確認。書けるか? 言えるか? 思い出せるか? ここでアウトなら、覚えたつもりにすぎない。
3.問題を解き、できるもの・できないものを仕分ける
すべての問題が重要なわけじゃない。
今、自分にとって「できない問題」が何かを明確にすることこそ、勉強の核だ。
4.できなかった問題を、何も見ずにできるようにする
×を○にする。
勉強の目的は、ここに尽きる。何度でも繰り返し、完璧にする。
たったこれだけの話。
この4つを徹底するだけで、とてつもない力がつく。間違いなく。
でも――やってないんだな、これが。
「やったつもり」の子たち
先日、中2英語で「受動態」の問題演習をした。
プリントを配り、解かせて、解説して、○×もつけさせた。
では、それを数日後のテストで出してみた結果。
見事にできない子、続出。
なぜか?
「授業でやった」「プリントに○×つけた」
それで「勉強したつもり」になっているから。
これでは何の成果も出るはずはなく、時間のムダだったことに気付くべきだ。
上位層との違いは、たったこれだけ
できなかった問題を、何も見ずにできるようにする。
それを当たり前にやっている子が、上位にいるだけ。
才能でもセンスでもない。
やるべきことを、ちゃんとやっているかどうか。
たったそれだけ。
「勉強したつもり」に気づき、「できるようにする」ことに集中せよ。
勉強の成果は、その一点にかかっている。