「差をつけたい」
「もっと成績を上げたい」
「志望校に合格したい」
誰もがそう思っている。でも、現実にはなかなか差はつかない。
なぜか―みんな、同じときに頑張るからだ。
中3の夏期講習。入試直前の追い込み期。定期テストの直前。
この時期に勉強するのは、もはや「常識」だ。
むしろ、やらない方が珍しい。
だから、こうした「みんながやる時期」に頑張っても、差をつけることは難しい。
同じ船に乗って、同じ速度で漕いでいるだけでは、先に進むことはできない。
差をつけるには、人がやっていないときにやる。
これがすべてだ。
たとえば、
定期テストが終わって、ホッとしているとき。
通知表も出て、のんびりモードに入っているとき。
部活の大会が終わり、余韻に浸ってもう少しのんびりしたいとき。
こうした「油断の時期」こそ、勝負のタイミングである。
受験生じゃないから関係ない?
いや、そうじゃない。
むしろ、早くから意識を持った人間だけが、本当の意味で「先に行く」。
そこで静かに、しかし確実に差がついていく。
まわりがスマホをいじっている時間。
まわりが「今日はもういいや」と言っている時間。
まわりが「まだ受験まで時間があるし」と油断している時間。
そこにこそ、君の「努力の価値」がある。
塾にいるときだけ頑張るのではなく、
誰にも見られていない時間に、どれだけやれるか。
「がんばってる風」ではなく、静かに、着実に積み重ねていく。
誰もやっていないときにやる。それが、本当の差になる。
だから、今日もやろう。
今日という一日が、半年後、一年後に大きな意味を持つ。
それを信じて、積み重ねていけ。
「当たり前」を積み重ねると、知らない世界が見えてくるものだ。