【エアコン事件簿】6月でも油断するな!

昼には塾に来る。
6月だし、さすがに冷房はいらないだろうと思っていたが…2日前からそんな甘い考えは秒で崩れている。

部屋に入った瞬間、もわっとする熱気。
すぐさまエアコンON、サーキュレーターもブンブン回す。
だが、2時間たっても、汗が止まらない。
あれ? なんかおかしい。今日は体調悪いのか?

…と思っていたら、小学生がやってきた。

「あっちぃ〜!」「廊下のほうが涼しいじゃん!」
おいおい、大げさな。
と思って廊下に出てみたら―

ほんとに涼しいじゃん!!!

……ってことは、エアコン効いてない!?

天井を見上げると、そこには忘れていた「アレ」。
そう、フィルター掃除

慌てて踏み台を出し、エアコンを開けてみると、
出てきたのはホコリの絨毯。もはや芸術的。

掃除機でズゴゴゴッ!と吸い取って、
「これで完璧だ!」と電源を入れると…

「運転準備」

……なんだそれ?

初めて見る表示に、こちらの動揺もMAX。
もしかして、フィルターじゃなかった?
汗だくの小学生が無言でこちらをにらんでいる。
このままじゃ中学生たちも、滝汗の中で勉強することに…

「これはもう、管理会社に電話だな…」

と思ったその瞬間!

ピピッ―

「運転準備」の表示が消え、
いきなり冷気全開!
急に本気出すなよ、エアコン。

あの2時間の汗まみれタイムは、
どうやらただのフィルター問題だったのか。

ともあれ、今はキンキンに冷えております。
塾生のみんな、安心して来たまえ。
涼しい教室と、熱い指導が君たちを待っているぞ!

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