【紙上講義】enough と too のちがい

今週中2に課している「自学でマスターせよ」のうち、わかりづらそうなのに絞って補足しておきます。

それは「enough」「too」 です。


■ enough は「ちょうどいい」

enough は、「〇〇であることがちょうどいい」という意味です。

つまり、「多すぎず少なすぎず、ぴったりOK!」というイメージ。

例文:

  • This room is bright enough.
     → この部屋は、明るさがちょうどいい
  • The water is warm enough.
     → 水のあたたかさが、ちょうどいい
  • He spoke clearly enough.
     → 声の出し方が、ちょうど聞き取れるくらいだった

▶ ポイント:形容詞や副詞の“あと”に enough をつける!


■ too は「〜すぎる!」

too は、「〇〇すぎる」という意味です。

つまり、「やりすぎ」「強すぎ」「多すぎ」などで、ちょっとこまる、マイナスのイメージになります。

例文:

  • This bag is too heavy.
     → このカバンは、重すぎる
  • This soup is too hot.
     → このスープは、熱すぎる
  • He ran too slowly.
     → 彼は、走るのが遅すぎた

▶ ポイント:形容詞や副詞の“前”に too をつける!


■ まとめ:enough と too のちがい

単語意味イメージ語順のルール
enoughちょうどいい〇〇OK(できそう)〇〇のあとに enough
too〇〇すぎるNG(できなさそう)〇〇のに too

■ 後ろに不定詞をつけてみると

そこに 「to+動詞」(=何をするのか)をつけてみます。
すると、意味がはっきり「できる」or「できない」に分かれます


■ enough to ~:〇〇するのにちょうどいい → できる!

enough のあとは to+動詞をつけることで、
「何をするのにちょうどいいか」を言うことができます。

例文:

  • This room is bright enough to read.
     → 本を読むのにちょうどいい明るさ(=読める)
  • The water is warm enough to swim in.
     → 泳ぐのにちょうどいいあたたかさ(=泳げる)
  • She spoke clearly enough to win the speech contest.
     → スピーチコンテストで勝つのにちょうどいいくらいはっきり話した(=勝てる)

✅ ポイント:enough は「できる」につながる!


■ too ~ to …:〇〇するには〜すぎる → できない!

too のあとに to+動詞をつけると、
「何かをするには〇〇すぎる → だからできない」という意味になります。

例文:

  • This soup is too hot to drink.
     → 飲むには熱すぎる(=飲めない)
  • This bag is too heavy to carry.
     → 運ぶには重すぎる(=運べない)
  • He ran too slowly to win.
     → 勝つには遅すぎた(=勝てなかった)

✅ ポイント:too は「できない」につながる!


■ ここが一番大事!

「to+動詞」がついても、
enough と too で意味は正反対!

表現意味例文の意味
enough to ~ちょうどよくてできるこの部屋は読むのに明るさがちょうどいい(=読める)
too ~ to …~すぎてできないこのスープは飲むには熱すぎる(=飲めない)

以上、enoughとtooの違いを頭に入れて、問題演習に励みましょう。

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