自分の名前を覚えられない子、書けない子はいません。
なぜか。
それは毎日、自分の名前を目にし、耳にし、書いているからです。
別に努力して覚えたわけではないけれど、気づけば当たり前のように書けるようになっている。
実は、勉強でもまったく同じことが言えるのです。
頻繁に目にしている情報、何度も耳にしている表現、何度も書いた用語や漢字―
それらは、頑張って「覚えよう!」と気負わずとも、いつの間にか頭に定着していく。
接触頻度を高めること、
つまり「目にする機会を増やす」ことが、知識の定着には極めて重要なのです。
これは勉強の世界における、いわば“必勝法”のひとつ。
たとえば、今、中3の公立上位校コースの社会では、これを徹底して行っています。
何度も同じ資料、同じ用語を何度も反復する。
一度やっただけで終わりにはせず、繰り返し繰り返し、触れさせる。
その中で、気づけば“覚えてしまっている”状態をつくり出すのです。
さらに今後、中2英語の授業・テストにおいても、この方法を本格的に取り入れていく予定です。
特に、文法や英作文において「繰り返し目にする構文」を意図的に仕込んでいく。
いつの間にか「できるようになっていた」という流れを目指します。
成績は、劇的な出来事で急に伸びるのではなく、こうした地道な積み重ねによって「気づけば上がっていた」という形で現れます。
だからこそ、日々の接触頻度をバカにしてはいけません。
知識は“目にした回数”に正比例する。
―これは、歩実塾が大切にしている学習観のひとつです。
乞うご期待。