たとえば、中3にはこう言っている。
「夏、塾がない日は最低10時間は勉強せよ」と。
もちろん、それだけで驚く者もいるだろう。
しかし、これは“最低ライン”だ。
こちらが指示した内容だけでは、10時間には到底届かない。
ということは、そこから先は「自分には何が足りないか」「何をやるべきか」を自分で考え、行動しなければならない。
誰もが同じ問題を抱えているわけではない。
苦手な単元も、抜け落ちた知識も、学習の癖も、それぞれ異なる。
だからこそ、自分の学びを“カスタマイズ”する力が求められる。
歩実塾では、こうした“余白”の時間をあえて設けている。
ただ言われたことだけをこなして満足する―
そんな機械的な勉強では、限界が来る。
自分で必要なことを見つけ、自分の意志で取り組んでいく。
そのプロセスこそが、今後、高校以降でも伸びていける“素地”となる。
もちろん、それは中3だけの話ではない。
中2もまた、着実にその域に入りつつある。
指示待ちではなく、自ら課題を見つけていける存在へ。
この夏、君はどちら側に立つか。