「明日の勉強の目標は?」と聞けば、多くの生徒は答えられる。
だが、その目標は模試や入試に向かう道筋の中にあるか?
定期試験は“中期目標”になりやすい
定期試験は範囲が決まっているから、「あと2週間でここまで仕上げる」と自然に逆算しやすい。
だからこそ多くの生徒は、定期試験に向けては中期目標を立てられている。
だが、それだけで十分か?
模試に向けた中期目標は立てているか
模試はただの“腕試し”ではない。
自分の学力の伸びを測り、志望校への距離を確かめる重要な場だ。
ならば当然、ここに向けても中期目標を設定すべきだ。
- たとえば社会なら、模試で差がつく「近代以降の歴史」を重点に。
- たとえば理科なら、中1・2の物理分野を丁寧に固める。
これは一例にすぎないが、残り時間を逆算して「どの単元を」「どこまで仕上げるか」を決めることが大切だ。
英数国はどうする?
英数国は直前の一点突破が効きにくい。
だからこそ「日々の積み重ねをどう模試までに持っていくか」を考えることが中期目標になる。
短期目標(=明日やること)だけでは道は見えない。
「定期試験に向けた中期目標」だけでも足りない。
模試をゴールに置いた逆算の中期目標を持ってこそ、日々の努力が一本の線になる。
模試が近づいてから慌てるのでは遅い。
今この瞬間から、中期目標を“定期試験以外にも”立てよう。