夜遅くまで机に向かっている。
その気合いは立派だが、はっきり言おう。
寝ろ。
眠気に勝てないまま塾に来て、机に突っ伏す。
授業中、目は開いているつもりでも、頭は働かない。
ノートに字を書いていても、内容なんて頭に入っていない。
それを悪循環という。
「やった気」だけが積み上がり、実力はまるで伸びない。
勉強しているのに結果が出ない最大の原因はここにある。
脳は寝ている間に記憶を整理する。
だからこそ、寝ないと覚えたことは定着しない。
むしろ起きている時間の効率を下げ、ますます焦って夜更かしする―終わりなきループだ。
大事なのは根性ではない。
リズムをつくること。
寝る時間を決めて守ること。
それが一番の受験対策になる。
夜中の勉強は、戦っているようで自分を追い詰めているだけ。
さっさと寝ろ。
それが、明日の一歩を確かなものにする。