近隣の中学校では、ちょうどこの時期が通知表の発表シーズン。
実力はあるのに、「4だった」「3だった」と評価に首をかしげる生徒もいるでしょう。
そんなとき、
「これだから内申なんてあてにならない」
と文句を言う前に、やるべきことがあります。
それは、自分のどこが至らなかったのかを、先生に直接聞くこと。
評価には必ず理由があります。
テストの点だけでなく、提出物、授業態度、発言、協働姿勢──
学校での総合的な取り組みを見て判断されているのです。
だからこそ、先生にしっかり確認してみると、
自分がどの点を改善すべきかが明確になり、
次の評価を上げるチャンスにつながります。
「先生に嫌われているから」は言い訳
「先生に嫌われているから下がったんだ」
──こうした言葉を耳にすることがあります。
けれども、成績はそんな恣意的なもので決まりません。
むしろその発想は、「自分には非がない」「相手が悪い」という傲慢さの表れ。
そうやって耳をふさいでしまえば、改善の機会を自ら捨てることになります。
自分の評価に疑問を感じたなら、勇気をもって原因を確認すること。
それが成長への第一歩です。
中3はこの時期、いったん下げられがち
中学3年生の場合、
この時期の通知表で一度「下げ気味」に評価されることがあります。
これは「ここから奮起してほしい」という期待の表れでもあります。
実際、最後に一気に評価が跳ね上がるケースは少なくありません。
ただし、それに甘えてはいけません。
「どうせ上がるだろう」と油断すれば、本当にそのまま終わります。
最後まで粘り強く努力し、確実に内申点を確保する。
その積み重ねが、入試直前の自信につながります。
不満を口にするより、原因を聞け。
感情的に反発するより、改善策を探せ。
その姿勢こそが、次の通知表を変える。