「覚える」を避けるな

どの教科でも共通して言えることだが、
結局のところ、まず覚えるべきものを覚えるしかない。

英語なら、基礎の英文を体に染み込ませる。
そこを飛ばして「できるようになりたい」は無理な相談だ。

学習面で相談に来る子の多くは、この“覚える作業”が甘い。中途半端。
そもそも、覚えるという習慣が確立していない印象がある。
小学生のうちから、淡々と覚える訓練は積んでおくべきなのだと思う。

「自分は暗記が苦手で…」
と言う子もいるが、そんなのは理由にならない。

10回でダメなら11回、
11回で無理なら12回。
覚えるまで続ければよいだけの話だ。

苦手意識を語っている時間があったら、
それを覚える時間に充てなさい。

そして最近よく聞くのが、
理解していないから覚えられない」という言い訳。

もちろん理解は大事だが、
覚えたあとで理解が追いつくケースも山ほどある。

だから順番を間違えないこと。
まず覚える。
詰め込む。
その積み重ねが後から理解力を引っ張り上げる。

不安がる必要はない。
覚えたくらいで脳が壊れたりしない。
むしろ、覚えた分だけ思考の余裕が生まれる。

だから、あえて言う。
覚えることを恐れるな。詰め込むことを避けるな。
そこからすべてが動き出す。

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