今日行われた大学ラグビーの決勝、早稲田vs明治を見ていて、強く感じたことがある。
それは早稲田大学ラグビー部が、やりたいラグビーを十分に発揮できずに敗れた、ということだ。
力が足りなかったわけではない。
相手に圧倒されたわけでもない。
ただ、試合の流れの中でズレが生じ、
それを修正しきれないまま時間が過ぎていった。
これは、入試でもまったく同じことが起こることがある。
それは
十分な力を持っているのに、発揮できないまま終わる
というパターンだ。
最初の1問のミス。
最初の長文でのつまずき。
そこで「まずいかも」という感情が入り、
本来なら回るはずの思考が止まる。
切り替えられないまま、
ずるずると時間だけが過ぎ、
気づけば試験が終わっている。
だから言いたい。
入試にミラクルは起きない。
本番で突然、今まで解けなかった問題が解けるようになることはない。
でも逆はある。
普段ならしないミスを重ね、
力を出し切れずに終わることは、いくらでもある。
だから本当に大事なのは、
普段通りの力を、普段通りに出すこと
これだけだ。
その鍵になるのが、切り替えである。
ミスをしないことよりも、
ミスしたあとに、どれだけ早く次に進めるか。
1問のミスを10分引きずるか。
1分で切って、次の1問に向かえるか。
差は、ここにしかない。
今日で、中3生は最後の模試が終わった。
だが、勝負が終わったわけではない。
これからも、
過去問演習は続く。
予想問題演習も続く。
ただし、位置づけははっきりしている。
すべて、本番のつもりで解く。
点数に一喜一憂するためではない。
目的はただ一つ。
※いや、二つだ。もう一つは間違い直しを通して最後の最後まで力をつけていくこと。
本番で崩れないための「修正力」を鍛えること。
ミスをしてもいい。
想定外の問題に出会ってもいい。
そのときに、
どう立て直すか。
どう切り替えるか。
どう次の1問に向かうか。
ここを鍛える。
入試本番でも、
すべてが思い通りに進むことはまずない。
だからこそ、
ズレたときに戻れる力が合否を分ける。
ラグビーの試合も、入試も同じだ。
勝負を分けるのは、
実力そのものではなく、
それを出し切れたかどうかである。
ミラクルはいらない。
普段通りの力を、普段通りに。
そのために、
本番のつもりで解き、
本番以上に冷静に修正する。
最後まで、やるべきことをやろう。
結果は、その先についてくる。

