少し身もふたもない話をする。
MARCHの付属に行きたいと言って、本当に行ける子はほぼいない。
なぜか。
理由は単純だ。
その枠をかっさらっていくのは、たいてい早慶を本気で狙っている子たちだからだ。
MARCH付属は「第一志望の人」が少ない
MARCH付属校を受ける層は、大きく分けると次の二つになる。
① 早慶を第一志望にしている子
② 公立高校志望で、内申がかなり高い子
①の層は、言うまでもない。
実力的には早慶レベルで、併願としてMARCH付属を受ける。
結果として、合格をごっそり持っていく。
②の層は、公立高校を第一志望にしながら
「内申がいいから、MARCH付属も“行けてしまう”」ケースだ。
ここに、純粋に「MARCH付属に行きたい」という子が割って入る余地は、実はほとんどない。
もったいないと感じるケース
塾で見ていて、正直「もったいないな」と思うのは②のケースだ。
・内申がしっかり取れている
・公立トップ~準トップを十分狙える
・当日点勝負でも戦えそう
それなのに、
「安全に行けるから」という理由でMARCH付属に進む。
もちろん、進学として間違いではない。
MARCH付属は魅力的だし、大学受験がない安心感もある。
ただ、ふと思う。
そのまま公立高校に進んでいたら、
もっと上を狙えたんじゃないか?
そういうケースが、実際かなり多い。
進路選択は「楽さ」で決めるものではない
付属校か、公立高校か。
どちらが正解、という話ではない。
ただ一つ言えるのは、
「行けるから行く」で決める進路は、後悔を生みやすい
ということだ。
本当にその環境で、
自分は伸びるのか。
自分は満足できるのか。
そこを考えずに選ぶと、
あとから「もっとできたかも」という感覚が残る。
MARCH付属を目指すなら、覚悟が必要だ
もし本気でMARCH付属を目指すなら、
中途半端ではまず届かない。
・早慶志望者と同じ土俵で戦う覚悟
・「付属だから楽」という幻想を捨てる覚悟
・大学受験がない分、高校で何を積み上げるかを考える覚悟
これがないなら、
公立高校でガチ勝負をしたほうが、よほど健全だ。
進路は「逃げ」ではなく「選択」であってほしい
進路選択は、逃げ道を探す作業ではない。
自分の可能性をどう使うか、を決める作業だ。
付属に行くのもいい。
公立で勝負するのもいい。
ただし、
「行けるから」「楽そうだから」ではなく、
「ここで何をするか」で決めてほしい。
それだけは、強く思う。

