国語でも英語でも、あるいは記述問題全般でよくある指示。
「~とはどういうことですか。詳しく答えなさい。」
このとき、意外と多いのが、“それっぽく一言だけ”で終わる答案だ。
例えば、
「~とはどういうことですか?」
と聞かれて、
「ばれたということ。」
と答える。
……これで正解になるだろうか?
もちろん、ならない。
なぜか。
ツッコミどころだらけだからだ。
まず、
「何が」ばれたのか?
これが書かれていない。
次に、
「誰に」ばれたのか?
さらに、
なぜばれたのか?
どうやってばれたのか?
ここまで考えないと、「説明」にはならない。
たとえば、仮に正解として書くなら、
「『ぼく』が親に内緒でゲームセンターに行っていたことが、弟の話によって母親に知られてしまったということ。」
このくらい書いて、ようやく説明になってくる。
「何が」
「誰に」
「どうやって」
がきちんと入っているからだ。
記述問題で求められているのは、こういうこと。
“言い換え”ではなく、“相手が理解できる説明”を書くこと。
「楽しかったということ。」
→ 何が? なぜ?
「努力したということ。」
→ 何を? どのくらい? どうやって?
「気まずくなったということ。」
→ 誰と? なぜ?
こんなふうに、自分の答案にツッコミを入れてみることだ。
説明が苦手な生徒ほど、
“自分の頭の中では分かっている”
で止まっている。
だが、採点する側は君の頭の中を見ることはできない。
書いていないことは、伝わっていない。
だから、「説明しなさい」と言われたら、
“ツッコミの余地をなくす”
これを意識してほしい。
それだけで、記述の質はかなり変わる。

