指導者、厳しくできないって。時代がそうなっちゃってて。厳しくできないと何が起こるかっていうと自由にできちゃうからね。なかなか自分に厳しくできないでしょ。今、自分を甘やかすことはいくらでもできちゃうよね。でもそうなってほしくない。いずれ苦しむ日が来るから、大人になって社会に出てから。できるだけ自分を律して厳しくする。
以上はイチロー元選手の言葉。
なにごとも自由にやっていいよ、という社会では、
自分に甘い子と自分に厳しい子ではとんでもない差がつくのだろう。
しかし、最初から自分に厳しい子なんていうのはほとんどいないんじゃないかな。
実際、塾でやっている週末の10 to 10にしても、自由参加にすると、本来必要な子は参加せず、参加する必要のない成績のいい子がこぞってやって来るのが目に見える。結果、どうしようもない差がつくのもまた自ずと明らかだ。
だから、そうなるように導いてあげる必要があるんだけど、
それを放棄している場合が多くないだろうか。
お好きなように(あと知らん)って。
それはいってもいいんだろうけど、段階ってものがあろうに。
自分に厳しくするには、
それが当たり前、という状態を作らないといけない。
それを「習慣」と呼ぶのだが、
そうなるまでは、周りのサポートがどうしても必要なはず。
周りというのは、もちろん、家庭も含まれるのだが、
そのサポート、忍耐力がとんでもなく必要だったりするから、
簡単に投げ捨てないでくださいね。
この点については、なんとかして楽をしようとあの手この手を使ってくる我が子との勝負でもあります。