昨日、ラゾーナの丸善の高校生の参考書売り場で、
母親と思しき人物があれこれ参考書を漁っていた。
子どもに言われて指定のものを買いに来たのではなく、
子どもにとってどれがいいんだろうと悩んでいる感じだった。
で、おそらくは何か買って、子どもに「これをやりなさい」とでも言うのだろう。
高校生にもなった子どもは、それを受けて、
「わぁ、うれしい、ありがとう! がんばるよ」
なんて言うのだろうか?
そんな絵面は想像しにくく、
うつむきがちにため息交じりに勉強する子どもの絵しか想像できなかった。
大学受験、それも国公立大学とか難関私立大学はまずムリだろうね。
そういうところに行く子とは、
自分のために、自分でやる子
だからだ。
やりなさいと言われて仕方なくやって太刀打ちできるレベルではない。
高校生で親だけが躍っている場合、その親の想いはまず叶わない。
話は変わるが、先日、新高3になった子とLINEでやり取りした。
曰く、大学受験に向けて、苦にしている科目があるという。
で、それを受けて、「あーしろ、こーしろ」「こんな勉強がいいよ」「こういう本がいい」などとこちらからアドバイスをしたか?
答えは否。
目線を下げろ、参考にすべきものはすでに知っているんだから、自分でなんとか打破できるはずだ。
伝えたのはそれだけだが、おそらくそれで十分。
なぜなら、中学生のとき、すでに
自分のために、自分で勉強する子だったからだ。