「こんにちは」「さようなら」「ありがとうございました」
歩実塾では、あいさつを強制しているわけではありません。
でも、生徒たちは自然とそう言ってくれます。
昔からずっと、そういう空気がありました。
ところが、ここ数年。
入塾の問い合わせや体験に来たお子さんの中に、
まったく挨拶をしない子が、少しずつ目立つようになってきました。
そして、不思議なことに──
そういった子たちは、なかなか塾が続かないのです。
決してその子自身が悪いわけではありません。
でも、どこか周囲との関係がつくりづらく、
「分からないことを聞く」「ちょっとした声かけを受け止める」
そんな基本的なやりとりが、うまく噛み合わないまま終わってしまうことが多いのです。
あいさつは、小さなことです。
でもそれは、人と関わるための最初の扉でもあります。
それが自然にできるようになると、先生との信頼関係も深まり、
勉強のやりとりがよりスムーズになっていきます。
私たちは、あいさつを強制することはありません。
でも、あいさつを通じて少しずつ「学ぶ姿勢」や「人とのつながり」を育んでいく、
そんな空間でありたいと思っています。