andの後ろに注目せよ!――英文の切れ目を正しく読む力を鍛える

こんにちは、歩実塾です。

今日は英文を読むときに重要な「andの後ろを見る」という話をしていきます。

例に出す英文は塾生には先週水曜日に出題したこちら。主に中2向けでした。

Because it got hot suddenly, I decided to stop running outside and started drinking more water.

急に暑くなったので、外で走るのをやめて、水をたくさん飲み始めた、という場面ですね。

さて、ここで大事なのはandをきちんととらえられたかどうか、です。

ありがちなミスとして、
decided to stop running outside and start drinking more water
とまとめて読んでしまい、
「走るのをやめることと、水を飲み始めることの両方を決めた
と解釈してしまう生徒がいます。

でも、今回の英文は違います

ポイントは、andの後ろに注目することです。


andの後ろに来ているのは「started」という過去形

andの後ろを見てください。
来ているのは started、つまり過去形の動詞です。

このことから分かるのは、
andは「decided」と「started」、2つの過去の動作をつないでいる
ということです。
andは等位接続詞、つまり位(=レベル)の等しいものをつなぐのです。

つまり、

  • 暑くなったので、走るのをやめることを決めた(decided to stop running)
  • そして、水をもっとたくさん飲むことを始めた(started drinking)

このように2つの動作を並べているわけです。


もしandの後ろが「start」だったら?

ここで、比べて考えてみましょう。

もし英文が、

Because it got hot suddenly, I decided to stop running outside and start drinking more water.

だったら?

今度はandの後ろに「start」(原形)が来ています。
すると、stopとstart
という、動詞の原形同士が並んでいることになります。

この場合は、

「走るのをやめてより多くの水を飲み始めることを決めた」 という意味になります。

つまり、動詞の形(過去形か原形か)によって、文の構造が大きく変わるのです。


まとめ:andの後ろを必ずチェック!

andの後ろが

  • 過去形(started)なら → 前の過去形(decided)と並べる
  • 原形(start)なら → 前のto不定詞(to stop)と並べる

この違いを、文を読むたびにしっかり見極めていきましょう!

たかがandとバカにせず、英文を読むときには、必ずandの後ろをチェックし、動詞の形(時制)を確認する
ここを徹底することで、英文理解の精度がぐっと上がっていきます。


歩実塾では、中2の段階でここまで精読しています!

こうした細かな英文構造の読み取り=精読を、歩実塾では中2の段階からしっかり行っています。
英文の意味を何となくではなく、構造レベルで正確に読み取る訓練です。

しかも、これを毎週、塾のない日にも欠かさず続けているんです。
どうですか、すごいでしょう?

普通なら、こういう地道なトレーニングは続きません。
でも歩実塾では、「わかったつもり」で終わらせず、本当に読む力を積み上げていくことを大切にしています。

ここまで徹底して踏み込んで指導している塾は、なかなかありません。

そこまできちんとやるのか!

そう思ってくださり、「読む力」「考える力」を本当に鍛えたい方は、ぜひ一度お問い合わせください。

一緒に、自分の力で読める、本物の読解力を育てていきましょう!

強靭な英語力をあなたへ

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