中1英語は、テンポよく文法を積み重ねてきました。
be動詞、一般動詞の肯定文・否定文・疑問文とその答え方を学習したあと、
疑問詞付き疑問文、名詞の複数形へと一気に進み、
さらに代名詞(主格・所有格・目的格)までをカバーしました。
かなりのスピード感ではありますが、どれも今後の英語学習の土台となる大事な内容です。
そして「動詞にsをつける」段階へ
昨日からは、ついに一般動詞にsがつくパターンに突入。
いわゆる「三単現のs」です。
主語が三人称単数のとき、動詞にsがつく。
ここがポイントです。
もちろん、正確には「現在形のときに限って」という条件もありますが、
その部分は現在進行形を習ったときにあらためて整理しますので、
今はそこまで気にしなくてOKです。
「三人称単数」って、ちゃんと説明できる?
今こそ確認しておきたいのが、
「三人称単数ってなに?」という基本的な用語の理解です。
- 一人称:I(私)
- 二人称:You(あなた)
- 三人称:He, She, It など「自分でも相手でもない第三者」
- 単数:ひとつ、ひとりのこと
これを組み合わせて「三人称単数」と呼びます。
こうした用語をあいまいなままにしておくと、文法の理解が一気に崩れていきます。
「なんとなく」で済ませず、正確に説明できるようにしておきましょう。
動詞にsがつくときのルール、スラスラ言える?
「三人称単数のときにsをつける」といっても、ただsを足すだけではありません。
動詞のつづりによって、sのつけ方が変わるのです。
代表的なパターンを確認しましょう:
- play → plays(そのままsをつける)
- go → goes(語尾がoのときはes)
- wash → washes(sh, ch, s, x などもes)
- study → studies(子音+yのときはyをiに変えてes)
- enjoy → enjoys(母音+yはそのままs)
こうしたルールは、暗記するというより“反射的に言える”レベルを目指しましょう。
考え込んでいてはスムーズに文が作れません。
「どんなときにes?」「yはどうなる?」――これらがスラスラ口をついて出るように、
日々の演習の中で繰り返し確認していきましょう。
テストでも用語力が試される
今回返却するテストでは、「目的格とは何か」を説明させる問題を出題しました。
できなかった生徒は、やはり用語理解が不十分。
もちろん、次回のテストでも「三人称単数」や「sのつけ方」などの用語・ルール理解を確認します。
普段の自学でも、「ただ問題を解く」だけでなく、「なぜそうなるのか」まで立ち返ることを意識しましょう。
まとめ:英語は“わかったつもり”が一番危ない
文法用語の理解をあいまいにしたままでは、必ずどこかでつまずきます。
英語は「なんとなく」で乗り切れる時期があっても、いずれ壁にぶつかります。
今のうちに「言葉で説明できる力」をつけておくこと。
このことを意識して、しっかり自学に取り組んでいきましょう。