先週末、歩実塾では驚異的な学習記録が生まれました。
土日あわせて32時間。
これが、ある中学生の週末勉強時間です。
にわかには信じがたい数字ですが、本人の1日の振り返りや様子を見れば、まったく無理している感じがありません。
黙々と、そして楽しそうに取り組んでいるのです。
■ 勉強を「楽しむ」ことが最強のコツ
この生徒に限らず、長時間勉強できる子の特徴は、勉強内容そのものよりも勉強に向かう姿勢にあります。
例えば、
・「この内容は今から5回読み込んで暗記するぞ」
・「何も見ずに覚えたことをノートに再現してやるぞ」
こうした自発的な目標設定が、やる気を生み、集中力を引き出しています。
何より、「定期試験で高得点をとってやる」というワクワク感が原動力。
点数を取ることへの期待と、努力が実を結ぶことの喜びを、本人自身が感じているのでしょう。
また、今回の生徒の場合、自作の鉢巻を巻いて気合を入れるなど、楽しみ方も独特です。
■ 勉強は「作業」ではなく「挑戦」
長時間勉強する生徒の多くに共通しているのは、「勉強=作業」ではなく「挑戦」として向き合っている点です。
「やらされている」からは長続きしません。
自分から「やってみよう」「できるようになりたい」と思えるかどうか。
そこが大きな分かれ道です。
■ 最後に
勉強を楽しくするのに、特別な教材や方法は必要ありません。
必要なのは「姿勢」と「自分なりの工夫」です。
この生徒のように、32時間もやりきる力は、そうした姿勢の積み重ねから生まれます。
みなさんもまずは、「よし、今日はこれだけやってみよう!」と、自分に小さな課題を出すところから始めてみてはどうでしょうか。
小さな積み重ね、振り返ってみれば膨大な量!
なのです。