不運は実力の無さを物語る

「今回はたまたま悪かった」「運がなかった」――そう言って片づけたくなる気持ちはわかる。
だが、結果の裏には必ず理由がある。不運もまた、実力のうちだ。

テストでミスをした。問題の読み違えをした。時間が足りなかった。
どれも「不運」に見えて、実は「準備不足」や「練習不足」から生まれるものだ。
運が悪いのではなく、まだ“余裕をもって対応できるだけの力”がなかったということ。

本当に実力がついている人は、多少のアクシデントでは崩れない。
ペンが壊れようが、前の席の人がうるさかろうが、問題が想定外であろうが、最終的に結果を出せる。
それが「実力」の定義だ。

「不運だった」で終わらせてしまえば、そこから先の成長はない。
むしろ、「なぜその“不運”に対応できなかったのか」を考えることこそが、次のステップへの入口になる。

「運を味方につける」という言葉は、単なるおまじないではない。
日々の努力で、どんな状況にも対応できる力を身につけること。
それができた人にだけ、チャンスは微笑む。

勉強でも部活でも同じ。
「うまくいかなかった理由」を運のせいにするか、自分の足りなさのせいにするかで、数年後の差は天と地ほど違ってくる。

不運を言い訳にする人は止まる。
不運を材料にする人は伸びる。

歩実塾は後者を育てたい。

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