「だめだ」「もう無理」
そう口にした瞬間、勉強の成長は止まる。
誰だって、やってもやっても結果が出ない時期がある。
何時間机に向かっても、成果が感じられず、
「自分には向いてないんじゃないか」と思う瞬間がある。
でも、そこで諦めるか、踏みとどまるかで、
その後の伸び方はまるで違う。
「どうせできない」と思って問題を解く人と、
「何とかして見せる」と思って挑む人。
同じ1時間でも、結果はまるで違う。
「だめだ」と思って取り組むと、脳は“守り”に入る。
解けなくても、「まあ仕方ない」と自分を慰めて終わる。
一方、「できるようになってやる」と思う人の脳は“攻め”になる。
解けなかった原因を探し、次に同じミスをしないように工夫する。
勉強の成果は、努力の量よりもこの意識の差で決まることが多い。
「どうにもならない」なんてことは、実際にはほとんどない。
どうにもならないように“見える”だけだ。
本当にどうにもならないのは、あきらめたとき。
逆に、「どうにかしてやる」という気概さえあれば、
どんな苦手分野でも、どんな壁でも、時間をかければ必ず崩せる。
歩実塾の授業でも、
同じ課題を与えても、差がつくのはいつも“意識”だ。
うまくいかなくても顔を上げて食らいつく子。
小さな前進を喜べる子。
その積み重ねが、いつか大きな差になる。
「もう無理」ではなく、「まだやれる」。
その言葉の切り替えが、勉強の成否を分ける。
どんなに厳しい時でも、
「何とかして見せる」という気概を持って、
最後までやり抜け。

