「最低点はどうだったのか?」
今回は、このテーマの中でも “内申点” に注目してみたいと思います。
■ トップ校の最低内申はどれほどか?
神奈川のトップ3、
翠嵐・湘南・柏陽 の最低合格者の内申を見てみると、、、
- 翠嵐…102.0
- 湘南…106.0
- 柏陽…110.0
中2の45点 + 中3の45点×2 = 135点満点 とすると、
翠嵐の102点は 45点換算で34点 に相当します。
つまり 「オール4すらない」。
それでも受かっているという事実があるわけです。
■ なぜそこまで内申が低くても合格できるのか?
理由は明白で、
内申と学力検査の比率 にあります。
- 翠嵐:3:7(+特色3)
- 湘南:4:6(+特色2)
- 柏陽:3:7(+特色2)
トップ校は総じて学力検査の比重が重く、
さらに 特色検査の比率が高い。
つまり、
入試本番でガッツリ取ればひっくり返せる構造 になっています。
■ 「内申1の差」は実際どれくらい価値がある?
たとえば 3:7 の学校の場合、
換算すると、
- 内申1の差 = 学力検査1.59点分
となります。
(※計算確認済:45点→3、500点→7の配点比から算出)
つまり、
わずか2点取れば逆転できる ということです。
■ ただし「綱渡り」であることは事実
とはいえ、翠嵐クラスの合格者平均は 460点前後 と考えると、
そこからさらに突き抜ける必要があり、難易度は非常に高い。
学力勝負で勝ち切るには、相当の覚悟と実力が必要 です。
■ 結論:内申は「取れるなら取る」。でも悲観は不要。
併願私立も見据えると、
もちろん 内申は取れるなら取っておくべき です。
しかし―
- 合格者平均より少し低い
この程度で 必要以上に悲観する必要はありません。
結局は
本番の得点力が最重要 であり、
内申は
翠嵐なら23%
湘南なら33%
柏陽なら25%の重みしかない からです。

