勉強には、順番がある。この順番を無視すると、どの教科でも手が止まる。
多くの子がやってしまうのは、こうだ。
理解 → 納得 → 実行
一見正しそうだが、これはできるようになった後の順番であって、始めるときの順番ではない。
正しい順番は、これでいい
勉強は、こう進めていい。
- まず手を動かす
- 型や形をまねる
- 使えるようにする
- あとから理解が追いつく
この順番で何も問題ない。
むしろ、この順番を守らないと、勉強は前に進まない。
「分からないまま進む」のは悪ではない
誤解されがちだが、
- 分からないまま解く
- 納得していないまま覚える
これは手抜きでも妥協でもない。
これもまた正しい成長ルートだ。
理解とは、繰り返した先で突然やってくるものだったりする。
最初から待つものではない。
たとえば、理科ならこうだ
オームの法則を習ったとき、多くの子はこう考える。
「なぜ電圧=電流×抵抗なのか分からない。電子の動きがイメージできない。だから先に進めない」
でも、実際はこうでいい。
- まずV=IRを覚える(丸暗記でいい)
- 問題で10問くらい数字を当てはめて解く
- 「電圧が大きいと電流も大きい」感覚が体に染みつく
- あとから「水の流れ」の例え話を聞いて「そういうことか」となる
このとき、最初に「電子の動き」を完璧に理解してから問題を解こうとすると、手が止まる。
数学も同じだ。二次方程式の解の公式を、原理から理解しようとすると動けなくなる。
先に公式を覚えて、20問解いてみる。使い慣れる。そうやって、後から「そういうことか」が来る。
順番を間違えるとどうなるか
- 考えすぎて止まる
- 範囲が終わらない
- テスト前に焦る
- 「自分は向いていない」と思い込む
原因は能力ではない。順番のミスだ。
保護者の方へ
お子さんが「よく分からないけど、とりあえず覚えた」と言っているとき、それは手抜きではありません。
むしろ、正しく進んでいる証拠です。
「ちゃんと理解しなさい」と止めるより、「じゃあもう少し問題を解いてみたら?」と背中を押してあげてください。
理解は、繰り返しの中で必ず追いついてきます。
歩実塾で大切にしていること
勉強は、「分かってから進む」ものではない。
進んだから分かるものであると考えるのはアリだ。
まず一周。理解はあとで回収すればいい。
最後に
完璧主義は、勉強ではブレーキになることが多い。
遠回りに見えても、正しい順番で進んだ者が、最後は一番速い。
完璧を目指すより、まず終わらせろ。
それでいい。

