受験が近づくと、
「体調を崩さないように」
「無理をさせないように」
という理由で、普段と違う過ごし方をしようとすることがある。
それ自体は、間違いではない。
ただし、ひとつだけ忘れてはいけないことがある。
実力は、その日特別なことをして発揮されるものではないということだ。
塾で終了時刻を早めているのも、
負担を減らすためではない。
早く寝て、生活リズムを整え、
翌朝、頭が一番動く状態を作るためだ。
にもかかわらず、
帰宅後に夜更かしをしてしまえば、
早く帰らせた意味はなくなる。
「早く帰る」だけでは足りない。
「早く寝る」までがセットだ。
入試当日であっても、朝ごはんは食べる。
特別なことはしない。
なぜなら、当たり前に過ごせたときにこそ、実力は一番発揮されるからだ。
受験はイベントではない。
いつもの延長線上にあるものだ。
早く寝る。
朝起きる。
頭を動かす。
朝ごはんを食べる。
この当たり前を崩さなかった子だけが、
本番でも「普段通り」を出せる。
頑張ることよりも、
崩さないこと。
受験直前に一番大切なのは、
当たり前の一日を、当たり前に過ごすことだ。

