中学生の指導が6月からスタートしている。
おかげさまで体験生として参加してくれたり、その後、入塾を申し込んでくださったりしてありがたい限りだ。
指導中は解説をすることはするが、どちらかというと「みる」ことが多い。
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「見る」「観る」「診る」
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「みる」にもいろいろな段階があるけれど、まあ「みる」。
そして、「みえてくる」。
その子がどんな勉強をしていたか、が。
これまでも塾に通っていたのは知っている。
しかし、その勉強への取り組み方が通り一遍であることに、無性に腹が立つ。
よその塾はその程度の当たり障りのない指導しかしないのか?
もっと踏み込んで、アドバイスするだけで、相当上がるはずなのに。
それをせず、流すかのような指導に腹が立つ。
もうちょっと、可能性を引き出せよ、と思う。
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ラーメン屋に入ってきた客に、いかにうちのラーメンがうまいか一生懸命説明だけはして、ラーメン出すのはいいけど、スープのにおいをかがせているだけなのだ。
なぜ、食べさせない?
スープのにおいをかがされているに過ぎないことに気づいたお客は、そりゃあ離れるさ。
離れる段になって、「ちょっと待って」。
それはないだろう。
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勉強に話を戻す。
勉強は放っておいてできるものではない。
できるためには「訓練」が必要なのだ。
はっきり言おう。
その訓練はつらく、厳しい。
勉強は楽しく?
それは、ある程度のレベルまで行った者が言える言葉。
それまでは、地道に訓練を重ねるしかない。
覚悟を決めて、地道に訓練を続けよう。
自分の可能性を信じて。