雑感– category –
-
子どもの口調に表れる、親の関わり方の“質”
■ 子どものひと言ににじみ出る「家庭の教育観」 教室で、こんなやりとりに出くわすことがある。 「あの…うちの親が、それはやらなくていいって言ってて…」「先生、それはちゃんと話してくれって、親が言ってました」「ぼくはいいけど、親が怒るので…」 本... -
「明日どうするか」が書かれていない振り返りは、無価値である
歩実塾では、日々の振り返りを書いてもらっている。GW期間中は、使用する接続詞も各自で設定してOKだ。だが、それは内容の“自由化”を意味しない。 よくある失敗例が、「今日はまあまあ頑張れた」「また明日もがんばります」といった、抽象的な感想文。だが... -
「自分でやれます」の落とし穴──それ、本当に“自立”ですか?
■ はじめに 「自分でやれます」──とても頼もしい言葉に聞こえます。でも、実際に成績が伸び悩んでいる子ほど、この言葉をよく口にします。なぜでしょうか?今回はその“自力”の正体を、少し掘り下げてみたいと思います。 ■ 自立じゃなくて、ただの“ひとりよ... -
入塾基準について
歩実塾では、昨日5月のスケジュールと募集案内を発表いたしました。中学生の入塾に際しては、難関SKコースには中学1年生の段階から、また中学2年生以降はすべての生徒に対して入塾基準を設けております。 この基準は、「一緒に本気で学んでいくための最低... -
深夜特訓講座・信じちゃった事件簿
読解力がないと、こうなる! こんにちは、歩実塾です。 先日、4月1日のブログで「深夜オンライン特訓スタート!」という内容を掲載しました。 「23:00〜翌朝6:00、Zoomで朝までとことん付き合います!」「寝落ち厳禁」「夜食は各自🍙」などなど…。 ... -
勉強体力を鍛える場、それが歩実塾である
「疲れた」「今日はやらない」「明日から頑張る」 ――そんな言葉を繰り返しているうちは、成績は上がらない。 本当にできる生徒には、明確な共通点がある。 休まない。食らいつく。淡々と続ける。 疲れていようが、気分が乗らなかろうが、決まった時間に机... -
たかが挨拶?
「こんにちは」「さようなら」「ありがとうございました」歩実塾では、あいさつを強制しているわけではありません。でも、生徒たちは自然とそう言ってくれます。昔からずっと、そういう空気がありました。 ところが、ここ数年。入塾の問い合わせや体験に来... -
勉強がつらいのは、量が足りないからだ(後編)──量の現実:上位層はどれだけやっているのか
前回の話を読んで、こう思った人もいるかもしれない。 「でも、どれくらい勉強すれば“足りる”の?」「まわりの子って、本当にそんなにやってるの?」 今回は、そんな疑問に答えるべく、“上位層が実際にやっている学習量”を具体的に見ていく。 授業以外の「... -
勉強がつらいのは、量が足りないからだ(前編)
「勉強がしんどい」「集中できない」「頑張ってるのに成果が出ない」 そう感じる子は多い。でも、それって本当に「やり方の問題」なのだろうか。 「効率が悪いから?」「向いていないから?」「教材が合ってないから?」 ……違う。そもそも、やる量が足りて... -
「うちの子には無理」から始まる、成長を止める思考
「うちの子には○○があるから、無理なんです。」 こうして最初から限界を定め、可能性にフタをしてしまう家庭は少なくない。集中力がない、体力がない、部活がある――いずれももっともらしく聞こえるが、その時点で成長の道は閉ざされる。 今できないのは当...