「寄り添う」は流行りなのか?
調べると出るわ出るわ…
①一人一人に寄り添う指導
②生徒一人一人に寄り添う講師でいたい
③生徒一人一人に親身に寄り添う
④生徒の心にそっと寄り添う
⑤生徒が分かりきるまでピッタリ寄り添う
⑥生徒の個性を尊重し、とことん寄り添う
さて、問題です。
「寄り添う」に傍線部が引かれてあったら、まず考えるべきことは何でしょう?
ここで「?」となる人は国語、弱い人です。
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答えは「誰が」「何に」寄り添うのかを考えないといけません。
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で、上に挙げたものは「教師や講師といった先生」が「生徒」に寄り添うという使い方ですね、どれも。
「親身になって」か「そっと」か「ぴったり」か「とことん」か、程度が違っているだけで、ま、言わんとするところは同じようです。
⑥にあるように、「寄り添う」は個性尊重の一変種なのかなと思ってます。
そんな甘美な響きを持つがゆえに、内実を深く考えることもなく、結局、個別指導なんかが流行っているのかもしれません。
でもですね、
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入試はですね、
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一人一人に寄り添ってくれませんよ!
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受験生が入試に寄り添わんかい!
コレですよね。
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そんな当たり前の事実を忘れてはいませんか?
だから、先生が生徒に寄り添ったって成績が上がらないんです。
なかには、塾に行かせる理由が、そこで楽しく充実した時間を過ごしてくれればいいと思っている方もいらっしゃるので、それには「あ、そうですか」というほかないですけどね。
寄り添う、その一言に要注意!
成績の向上を第一とするなら
寄り添わず、距離をとれ、そして、まずは生徒の実力、性格などを冷静に把握せよ、というのがまず必要なことではないでしょうか。
寄り添ってたら、近すぎて何も見えませんよね。
それでも、寄り添うのが大事だとするなら、
すでに言ったように、
生徒が、成績の向上や入試の突破など、将来の目標に対して、寄り添っていくことなのではないでしょうか。
その塾がどんなキャッチフレーズを用いているかで、見えてくるものもあるんでしょうか、今度調べてみましょう。