通知表の評価方法

学校の成績のことで、ちょいちょい質問をいただくので、ここで簡単にまとめておきます。

これまでは、国語は5観点、それ以外の科目は4観点でそれぞれ評価(A°A B C°C)の5段階評価)を行い、それらを総合して5段階での評価を行っていました。

国語の5観点とは
①関心・意欲
②話す聞く能力
③書く能力
④読む能力
⑤知識・理解・技能
国語以外の4観点とは
①関心・意欲・態度
②思考・判断・表現
③技能
④知識・理解

それぞれの観点にA°A B C°Cという評価がつくのですが、これは次のように数値化されています。

A°➡5点   A➡4点   B➡3点   C°➡2点   C➡1点
観点別評価から5段階評定への総括に至るモデルは次の通りです(国語以外)。
神奈川県公立中学校の観点別評価(4観点)

評点5を取りたかったら、観点別評価の合計値が18点以上ないといけないことになります。観点別にB評価があっても「5」を取ることは可能です。

ところが、来年度から評価方法が変わります。

観点数が3つになるのです。

①知識・技能
②思考・判断・表現
③主体的に学習に取り組む態度

これに伴い、観点別評価から5段階評定への総括に至るモデルも変わります。

これだと、評点5を取るのに、Bが1つでもあったら取れないことになります。

気になるのは③の「主体的に取り組む態度」です。

これは現在の「関心・意欲・態度」にあたると思われます。

意志的に学ぼうとしているかどうかを見るもので、ここでB以下の評価が下されると、これまではほかの観点次第で「5」が取れていたのに、今後はもう「5」は取れません。

このように、先生の主観が反映されやすい観点の全体に占める割合が来年度から大きくなりますので、これまで以上に注意が必要です。

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