「お前はやればできる」と叱咤激励したことはない。
やったことに対して褒めることはある。まれに。
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「うちの子はやればできるんです」と
保護者の方から言われたことも記憶にない。
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ではこの言葉、どこで使われているのだろうか。
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それは
「あいつはやればできるのにさ」
という
例えば、塾講師間での何気ない会話だったりするのではないだろうか。
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もちろん、この言葉の続きというか、裏は
「だけど、やってないのでできねー」ということになり
結局は、褒め言葉でも何でもなく、ある種のいら立ちを表明する言葉となりさがる。
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まとめてしまえば
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やればできるだけの能力を持っていながら、出来るようになるだけの努力をしていない状態
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を言う言葉だろうか。
ということで、これは某芸人のようにニコッとして言う言葉ではない。
いや、あれは「だから、出来るようになる努力をしようよ」というメッセージだろうな。結局は努力をするという行動に移すことが大事なのだ。
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これ(=やればできる状態)が続けば
「玉磨かざれば光なし」のごとく、宝の持ち腐れとなっていくのだろう。
能力はあると思い込み、努力しない者ほど質の悪いものはない。その意味でこの言葉は罪深い。
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歩実塾では、当たり前の努力をしていないと
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○○されることになる。
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気をつけたまえ。