中学生でこのまま惰性で通ってても、成績向上は見込めない。
その時どうするか?
そこはテコ入れするしかない。
例えば、計算が弱かったら毎日まずは計算から取り組んでもらうとか、
国語で一文レベルの読解が弱かったら、小学校レベルからやり直してもらうとか。
英語が弱ければ、教科書に立ち返らせるなど。
テコ入れはどうしても、基本基礎に立ち返ることになる。
基礎学力なくして、積み上げがうまくいくことはないからだ。
で、その結果、どうなるか?
なんと、
なんと、なんと、
かなりの確率で辞めてしまうのだ、
塾を。
口ではがんばります、といいながら、
本音の部分では「そこまでがんばりたくない(でも、楽して成績あがったらいいなぁ)」
ということなのかもしれない。
体験授業で見ているのもこういう部分。自分から動かないといけない塾でもあるので。
ま、変わりたくないんだろうね。
現状維持が一番いいんだろうね。
でも、この態度では何をやってもダメはダメ。
この根っこを変えうるのは誰? それを放棄しちゃおしまいよ。
一方、テコ入れを受け入れる子もいる。
こういう子は「なんとかしないと!」というのが見ていて伝わってくる。
成績が上がるにはいくつか段階があるが、
少なくともこういう子は、成績がそのままであることはないのである。
テコ入れは、その子が本気かどうかをあぶり出す、本気発見機の意味をも持つのだ。