
翠嵐の合格者数No.1取るぞ! ここ数年競り負けてるからな。



え? どうやるんですか?



そりゃ、君、簡単だよ。優秀な生徒を集める。まずはそこだよ。授業料タダにして、確実に囲い込むことだな。電話攻勢よろしく頼む!



はい、かしこまりました。



タダなんだから、受験校をどこにするかくらいはこっちの言うなりになってもらう。もし、翠嵐受けないとか言い出したら、それまで無料だった分も含めてすべて有料にして請求していいからね!



は、はい💦



あとはそうだな。翠嵐受験者を増やすために…



しっかり指導して力をつける、ですね‼



あ? そんな悠長なこと言ってられるか? ほら、塾内実施の模試があるだろう? あれで、合格判定を甘々にしなさい。そうすると、な、その気になるだろう? そうやって夢、見させるんだよ!



(さすがにそれは…)



なんか文句あるのか? いいか、とにかく受験者を増やさないとNo.1なんか取れやしないんだから、甘いこというなよ! 迷っている子がいたらひたすら「大丈夫」っていってあげなさい。内申もちょっとくらい低くても特攻させること、いいね! とにかく弾はたくさん用意しないとダメだからな! わかったか?



はい…
入試前日



いよいよ入試だな。翠嵐No.1を取るに足る受験者数は確保したか?



はい、受験者は280名弱になりそうです!



おう、よくやった。No.1の座も奪還かね



受験結果が楽しみですね
合格発表日



集計したか? 集計!



はい、出たようです。



浮かない顔だな。どうした? まさか、君…



去年より増えましたが、120名台でした



去年並みか。で、向こうに勝ったのか?



いや、それがその、向こうは140名を越えたみたいで…



なに? 責任者呼べ、すぐに。始末書だ、始末書!!! 泣いても許さんからな! No.1こそが信頼の証しだというのが分かってないのか!
一方、No.1を手にした向こうさんはというと…
これはまたいずれ!